SIerの中でIBMに入社した理由
はじめに
この記事はSIerを志望していている就活生にむけて、IBMを就職先として選んだ理由を記載していきます。その中で「IBMの歴史」や「強みと弱み」、「入社後のギャップ」について触れていきます。
入社理由とIBMの歴史について
SI業界の中でIBMを選んだ一番の理由は、「顧客視点」と「変革」を歴史が証明していたからです。
IBMは100年以上前に設立された会社で、日本に80年以上も存在する企業です。歴史を経る中で、PCを製造する会社から、ソフトウェアをつくり、そのシステム導入を支援するSIerとしての属性を帯びるようになりました。
SI業界はシステム統合にビジネスチャンスを見出し、IT業界以外から市場参入した企業が多数存在します。大手SI業界の中で唯一、ハードウェアメーカーから世の中の需要が変革する中でソフトウェアの商品を開発するようになり、そのソフトウェアを導入支援し始めたのがIBMでした。
「ニーズに応え続けるために変革を繰り返し、最終的にSIerに属するようになった歴史」が、個人的に「常に顧客視点でビジネス展開されている」と一番納得できたことや、「これからも変革し続けることで、企業を存続させることを歴史的に証明している」と感じたことから、SI業界であればIBMに入社しようと決意しました。
IBMの強みと弱み
IBMの強みは、「自社商品を多数所有しており、それらをお客様環境に導入することが出来ること」と思います。
IBMはWatson技術が有名と思いますが、それ以外にも「Apple Payに導入されているブロックチェーンの技術」や、「市場占有率が世界5位と言わているIBM Cloud」、「db2(データベース)」などの自社商品を有しています。商品を持つだけではなく、その商品をSIerとしてお客様環境に導入支援が出来るので、一気通貫したお客様サポートが可能になります。研究所や商品開発、SIerの一気通貫した技術応用が出来ることが強みです。
逆に弱みは、IBMについてブランディングが弱いと思っています。
就活生のみならず、企業の方々でも、例えばWatsonの技術を使ってデータ分析が出来ることを知っている人は少ないと思います。全米オープンテニスの試合実況でWatsonが導入されており、ボールが落ちた場所や観客席の状況などを分析出来ることなど、正しい知識を広くブランディング出来ていないところが弱みです。
入社後のギャップ
正直なところ、今のところ大きなギャップはありません。
意外と文系出身のSEが存在することを知ったり、希望を伝えれば意外に希望通りにプロジェクトアサインを決めてくれたり、ポジティブなギャップはありました(驚き)。
入社前は激務なのでは?と不安に思っていましたが、今はほぼ定時に帰れており、良い意味でも悪い意味でも、いわゆる外資企業っぽくはないなというのが印象です。
最後に
就活生からよく受ける質問(「なぜSIer業界の中でIBMに入社したの?」)について、回答をまとめてみました。
IBM社員はBizReachでOBOG訪問を受けていますので、気になることがあればお気軽にご相談ください!